音の木ピアノ教室では3月の年度末に一年のまとめとして参観会を行っています。
内容は、ミニ発表会、一年のレッスンの振り返り、保護者様からのお話を聞いたりしています。
今年も多くの保護者の方に参加していただきました。
普段なかなかお話しすることのない保護者の方からもお話を聞くことができ、私にとってはとても貴重な時間を過ごさせていただいています。
ミニ発表会では生徒さんたちは緊張や照れの中、頑張って弾いてくれました。
いつもと同じ空間だけど、誰かに聞いてもらうというだけで、非日常ですね。
「場数」という言葉がありますが、経験からしか得られないものがあります。
そして保護者の方々の温かい眼差しとエールが子供達にはどれほど嬉しかったかわかりません。
本当にありがとうございました。
懇談会では、私からは一年を振り返りながら「気をつけていることや課題」もお伝えしました。どんな生徒さんも向上心を持ってさらに上を目指せるように常に課題は必要と思っています。
また保護者様からのお話では、前回までは「練習について」のお悩みが多かったように思っていましたので、「練習の方はどうですか?」と尋ねますと、今年は「本人に任せています」「計画を立てて練習しています」「自分から向かうことはないけれど声がけすればやっているようです」「声がけはして、あとは本人に任せています」というお声が多く、みなさんがさまざまな工夫を凝らして、自発的な自宅学習の習慣化を目指しておられることがわかりました。
週一度のレッスンを軸に家庭での練習ができるようになってくると、プラスのスパイラルに持っていくことができますね。
また一方で、音の木の生徒さんの中にも思春期を迎える年齢の方が少しずつ出てきて、今までのように親の声がけに素直に応じなくなってきたというお声も聞こえました。そのような場合には当人に任せてみるのもひとつだと思いますが、任せたら全く練習しないのでは?という懸念もあり、とても難しい部分ですね。
練習はしないけどピアノは続ける!というような、親としたら首を傾げたくなるような矛盾ですが、お子様自身もそのチグハグな感情と必死に戦っておられるように見えます。
まだまだ未熟とはいえ、思春期(反抗期)ということは、自分のことは自分で決めて行いたい、という時期に入ってきたという事だとすれば、少しだけ静観していくことも一つかと考えます。
何かありましたらいつでもご相談ください。
今回の参観会では、お子様の成長に思わず涙する方もいらっしゃって、子育てというパワーのいる仕事と日々向き合っておられる保護者の方々の姿を近くで感じ、より一層生徒さんにしっかりと向き合っていこうと強く思いました。
新年度もどうぞよろしくお願い致します。