2024
04/26

選曲する時間

今年の発表会の選曲が始まっています。

書いてもらった選曲シートを見ながら、できるだけ希望を叶えられるように、考えています。具体的に曲名まで書いてくれている生徒さんも多く、私が知っている場合は良いのですが、知らない曲も多数あり、その場合にはYouTubeで観たり、お母さん方に動画を送っていただいたりしながら、相談しつつ決めていっています。

また、具体的に弾きたい曲がなくても、質問の答えを見ながら、「こんな感じの曲が弾きたい」という答えを見ながら、魅力的でかつ長い時間をかけて学べる曲を選ぶように努めています。

この選曲には多くを費やしていますが、その生徒さんの成長の振り返りだったり、また足りていないことに気がついたりすることができ、私にとっても貴重な時間でもあります。

発表会でどんな演奏を聞かせてくれるかな、きっと素敵に弾くだろうな、ちょっと背伸びな曲だけど頑張れそうだな、、、などなど、そのイメージはどんどん膨らみます。

以前の発表会から約1年半が経っており、前に弾いた曲を照らし合わせると、みなさんの成長されています。

さらにここから発表会までの約4ヶ月間の成長を見越して、選曲。

なかなか個性あふれる、聴きごたえのあるコンサートになりそう!

ファーストステージの生徒さん、もう何度めかにのステージの生徒さん、大人の生徒さん、それぞれに頑張って参りましょう!

2024
04/15

音楽経験のない保護者様の場合

少し前に音楽経験のある保護者様の場合、という投稿をしました。参観会の時にそのことについてお話くださった保護者様もありました。メリットを最大限に活かせるように私もサポートして行きますので、いつでもご相談ください。

さて、今回は音楽経験のない親御さんの場合です。

「私は音楽経験がなくてわからないのですが大丈夫でしょうか」というようなことを言われることがあります。

自分自身の子育てを振り返っても、自分が関わってきていない(知識がない)習い事をさせる時は不安も多く、何をどうフォローすれば良いのかわからなかった経験がありますので、お気持ちはよくわかります。

さて、今回はピアノレッスンについてのみの言及になりますが、

ピアノを習う際に音楽経験のない親御さんであっても全く問題はありません。

レッスンではお家の方が教えてくれるということは前提にしていません。

逆に「お子様ができたこと」にきちんとフォーカスできる場合が多く、その部分に対して「すごいね!できたね!」と一緒になって喜んでくださる方ので、そういった親御さんの反応は実はお子様にとっても大きなメリットではないかと考えてみています。

そうは言いましても、やはり経験や知識のないことについては不安がつきものだと思います。

・家で親はなにもしなくていいのかしら?

・一体子供がなにを習っているのかわからない・・

そんな時はいつでもご相談ください。

レッスンタイムには今できていれば良いことや、取り組んでいることなども書き込むことがあります。そちらを参考にもしてみてください。

どちらにしても(経験あるなし)、親御さんがいつも気にしてみてくださったり、関心を寄せていただくということがお子様にとっても大きな励みとなっていることは私もレッスンしていると感じます。

これからも是非一緒にピアノライフを楽しみながら、サポートしてくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします!

2024
04/09

参観会を終えて

音の木ピアノ教室では3月の年度末に一年のまとめとして参観会を行っています。

内容は、ミニ発表会、一年のレッスンの振り返り、保護者様からのお話を聞いたりしています。

今年も多くの保護者の方に参加していただきました。

普段なかなかお話しすることのない保護者の方からもお話を聞くことができ、私にとってはとても貴重な時間を過ごさせていただいています。

ミニ発表会では生徒さんたちは緊張や照れの中、頑張って弾いてくれました。

いつもと同じ空間だけど、誰かに聞いてもらうというだけで、非日常ですね。

「場数」という言葉がありますが、経験からしか得られないものがあります。

そして保護者の方々の温かい眼差しとエールが子供達にはどれほど嬉しかったかわかりません。

本当にありがとうございました。

懇談会では、私からは一年を振り返りながら「気をつけていることや課題」もお伝えしました。どんな生徒さんも向上心を持ってさらに上を目指せるように常に課題は必要と思っています。

また保護者様からのお話では、前回までは「練習について」のお悩みが多かったように思っていましたので、「練習の方はどうですか?」と尋ねますと、今年は「本人に任せています」「計画を立てて練習しています」「自分から向かうことはないけれど声がけすればやっているようです」「声がけはして、あとは本人に任せています」というお声が多く、みなさんがさまざまな工夫を凝らして、自発的な自宅学習の習慣化を目指しておられることがわかりました。

週一度のレッスンを軸に家庭での練習ができるようになってくると、プラスのスパイラルに持っていくことができますね。

また一方で、音の木の生徒さんの中にも思春期を迎える年齢の方が少しずつ出てきて、今までのように親の声がけに素直に応じなくなってきたというお声も聞こえました。そのような場合には当人に任せてみるのもひとつだと思いますが、任せたら全く練習しないのでは?という懸念もあり、とても難しい部分ですね。

練習はしないけどピアノは続ける!というような、親としたら首を傾げたくなるような矛盾ですが、お子様自身もそのチグハグな感情と必死に戦っておられるように見えます。

まだまだ未熟とはいえ、思春期(反抗期)ということは、自分のことは自分で決めて行いたい、という時期に入ってきたという事だとすれば、少しだけ静観していくことも一つかと考えます。

何かありましたらいつでもご相談ください。

今回の参観会では、お子様の成長に思わず涙する方もいらっしゃって、子育てというパワーのいる仕事と日々向き合っておられる保護者の方々の姿を近くで感じ、より一層生徒さんにしっかりと向き合っていこうと強く思いました。

新年度もどうぞよろしくお願い致します。