私「左を弾いて?」
生徒「右歌う」
これは、両手奏に困ったときに
私が生徒さんとやりとりする合言葉です。
両手奏というのは、みているより難しいです。
左右違うリズム、違う音を、5本指で弾き分けているので、
同じように、同じ指を動かしたい脳に抗っていかねばなりません。
左右で違うことを同時に行う、というのは脳にとっては苦手なことです。
なので、両手同時奏の練習に入った頃は、子供達は少しスランプを感じています。
今までできてたのに、なんだか急にできないことが増えちゃった・・・
そんな気持ちだと思います。
だから焦らず、急がず、できることからやって欲しいです。
次両手ね!
と言われてもすぐに両手になるわけではありません。
両手にするための練習をしていけば良いので、
そのスキルを是非とも身につけて、自分でクリアにできるように
導いていきたいと思っています。