生徒さんによく使うテクニックの本に、
「バーナムピアノテクニック」というものがあります
その中のに「晴れの日とくもりの日」という題名で数曲まとまったシリーズがあります。
晴れの日は明るい感じがして、くもりの日はちょっと暗い感じのするフレーズを一段ずつ比較してひきながら、長調と短調を感じてみようということです。
補足になりますが
明るい感じを、音楽用語で「長調」と言い、
英語だとMajor(メジャー)と言います。
暗い感じを、音楽用語で「短調」といい、
英語だと、minor(マイナー)と言います。
長調か短調はその曲に使われているスケール(音階)で明確に決まります。
歌謡曲の場合はその明確な決まりの調性に対して、歌詞がついています
例えば長調だからといって明るめの歌詞をつけなくてはならないとか、
短調だからネガティブな歌詞であるべき、という決まりはないので、
暗めの歌詞に明るめのメロディがくっついているということや、
またはその逆もあります
そしてその「妙」がなんとも印象に残るということがありますね。
紅白で松任谷由美さんが歌った「翳りゆく部屋」は
パイプオルガンを使った壮大な伴奏に長調のメロディですが
絶望的な失恋ソングで歌詞の一部に
「私が今死んでも」というフレーズがあります
現在放送中の朝ドラ「ばけばけ」の主題歌を見ても
毎日難儀なことばかり
日に日に世界が悪くなる
野垂れ死ぬかもしれないね
というネガティブな言葉が並びます。
しかし音楽自体はシンプルな楽器の組み合わせによる伴奏と
圧のない歌声で紡がれるほんわか長調のメロディ
「ネガティブな歌詞✖️長調の 妙」
とても心地よく感じています

