2025
05/16

苦手なものが好き

バレエを習っているという話を以前もしたと思いますが、

バレエをやってるという話をすると、小さい頃やっていたの?と聞かれます。

全くの初心者で大人から始めたことを話すと、みなさん驚いた感じで、

「どうして始めようと思ったの?」と聞かれることがほとんどです。

理由の一番は体力の維持ですが、それなら他にもありました。

「やってみたいな」と思ったのがバレエだったんです。

小さい頃から同じフリを繰り返すだけの盆踊りすら覚えられない子供でした。

でもなぜかダンスや踊りに興味はあって、クラシックピアノをやっていたからなのか、バレエにも興味はありました。ピアノの他に、もしもう一つ習えるなら「バレエ」と思っていた記憶もあります。

小学生の頃はにジャズダンスにハマっていく女の子の漫画が大好きでした。三浦浩子さんの「おとめ気分」という漫画で、コマ割りまで目に浮かぶので、かなり好きだったんだと思います。鏡の前でその漫画を真似して踊った記憶もあります。(恥)

現実に、バレエのレッスンでは、未だ出来無さすぎて落ち込む時もあったり、フリが覚えられずパニックにもなりますが、体が少しずつ慣れていくと楽しいものです。

その「慣れる」という下積み期間。

ここをどう乗り切るかが肝要だとは思いますが、続けられたらその先に「楽しい」が待っていました。

そして「苦手なものが好き」という過酷な運命を背負って、これからも続けていきたいと思っています 笑

     

2025
05/09

コンクールが目白押し

今年は5年に一度のショパンコンクールの開催年

予備予選が終わり13名が10月から始まる本大会への切符を手に入れました。

https://note.com/ptna_chopin/n/n2501b48a345a?sub_rt=share_pw

そしてエリザベート王妃国際コンクールでのピアノ部門の開催もまさに現在開催しています。先日のショパンコンクールの予備予選を終えて、すぐにエリザベートコンクールへ向かったコンテスタントも・・・すごいですね。

このコンクール、とても過酷だとして有名です。

以下、ある記事からの抜粋になります

〜このコンクールは、非常にユニークで過酷な課題を要求しています。膨大な作品を用意することはもちろんですが、大きな特徴が2つあります。

(1)準備したプログラムのうち、何を(どちらを)弾くか、審査員が選択し、直前に出場者に通知する。

つまり「準備したのに演奏しない作品がたっぷりある」ということです。これは本当に過酷なことです。

(2)ファイナルの前に新作コンチェルトの楽譜を渡されて、誰にも相談せずに1週間で仕上げる

エリザベート王妃伝統の、ファイナル前1週間の恒例行事です。コンチェルト(10~15分)を1週間、自分ひとりの力で仕上げて、独自の解釈で演奏することが求められます。

・・・・・・・・・・・・・・・以上抜粋でした

さて、(1)もかなり嫌ですが、この(2)の新作のコンチェルト(コンチェルトとはオーケストラと一緒に演奏する形態のものです)を誰にも相談せず。。。というところがかなりきついかなと思っています。

情報によれば、ある建物の中に隔離?されて、当然携帯やパソコンなどの持ち込みはダメで、そのような状況の中で初めて見る楽譜を自分なりの解釈で曲を仕上げて臨むという課題です。精神的にも強靭なものを持ち合わせていないとこの孤独に打ち勝てない気がします。現代人はすぐに情報が手に入る日常を送っているだけに、この手法は完全なオリジナリティを問われるところかもしれません。

そんな話を主人にしたところ、競馬の騎手も、騎乗日の前日から調整ルームというところに滞在することが義務付けられていて、レース終了までは携帯を持ち込めないという話を聞きました。外部との連絡を取れなくするためだそうで、八百長や不正防止の観点からだそうですね。。。それが守れずに処分を受けたりする騎手もいるそうです。それほど現代人にとってデジタルデトックスは難しいのかもしれません。

話を戻しますが、今年のコンクールは大きなものが多く開催されます。

今後ヴァンクライバーンコンクール(辻井伸行さんがかつて優勝)、また日本でも仙台国際コンクールが開催される予定です。国内での国際コンクールは世界から集まるコンテスタントの演奏を目の当たりにするチャンスでもありますね。