2020
10/13

リベラルアーツ

先日あるセミナーを受講しました。

音楽は脳に良いというデータ(アメリカ)に基づいたものでした。

昔から、ピアノは脳に良い、と言われながらもはっきりとしたデータがなく、

都市伝説のようになっていますが、今回のセミナーはそれを数字を上げて(研究結果)裏付けるものでした。

数字の話はちょっと苦手なので・・・(^◇^;)(いずれお伝え出来ればとは思います)

今回はそのセミナーでとても心に残った「リベラルアーツ」について少し書きたいと思います。

リベラルアーツとは、

7つの学問の中に、音楽が入っています!!!

日本では音楽を習うというのは特別なことのように思われがちですが、

アメリカにおいてはそれは一般教養の一つのようなこと、だということです

普通大学でも必修で芸術を取らなくてはいけないという大学があったり、日本で言う「音大」は普通大学の中の一つの学部として存在していることがほとんどだということです。

またアメリカでは音楽はごく身近に手の届くところにあるもので、小さなお子さんから大人までが音楽を学ぶ機会を多く与えられていることもとても驚きでした。

そのようなアメリカの音楽事情ですから、音楽を聴いたり演奏したりということは一般的なことのようで、例えば、ある日本のお医者さんがアメリカに転勤になったとき、現地のパーティーに行ったそうなのですが、ほとんどお医者さんは何かしら楽器ができていて、その方はたまたま音楽をなさっておらず、とても肩身の狭い思いをした、ということがあったそうなんですね。

もう一つ、これば私の生徒さんの実話で、もう15年前くらいの話になりますが、当時教えていた高校生の男の子が、夏休みに数週間行ったホームステイ先にピアノがあって、そこでショパンのワルツを弾いたらすごく喜ばれて、彼はピアノが弾ける!!!っていうことで現地の方々にもとても親しみを得たようだった、と保護者の方から喜びの声をいただいたことがありました。

このこともリベラルアーツの話でふと思い出したのですが、やはり外国では音楽は一般教養という要素が強いのかな、と思いました。

私が小さなときに見ていた「大草原の小さな家」のお父さんはバイオリンが弾けていました。開拓時代の話です、あのお父さんは人格的にも素晴らしかったし、教養人だったのだなあ、と今更思います。

2020
10/09

おひっこし、がんばって〜

ピアノを習い始めの頃、指を思い通りに動かすことをまず覚えてもらいますので、初めは「ド」のポジションでたくさん指を動かします

そして、少しすると「ソ」のポジションが出てきます

今度は5本指でソラシドレと弾くのです。

そうするとほとんどの子供たちが

「⁉️」

と言う表情になります。

新しいソラシドレは人見知りならぬ、音見知り状態。

鍵盤の並びは変わりませんが、使う場所が変わるのでそれだけでも指や脳は戸惑うようです

割とすんなり受け入れてくれる場合もあれば、なかなか慣れるのに時間のかかる場合も多々あります。

そこでこの度、お引っ越しメドレーというものを作成しました。

理解というより、慣れてもらうことが目標としています。

毎回レッスンの初めにやってみます。

2020
10/07

長調と短調(メジャーとマイナー)

朝ドラの「エール」は、作曲家 古関裕而さんの人生がモデルとなっています。

戦時中は音楽は不謹慎、でも国民の士気を高めたり、兵士の戦意をたかめることに向けて音楽を発信していたのですね。

当時の国民感情の表れとして、明るい雰囲気の長調で作られたA面より、短調でできたB面の歌の方が流行ったという話は興味深いです。

例えば短調のクラシック曲といえば、

エリーゼのために、運命(ジャジャジャジャーン)。

大ヒット曲にも短調は多くあります。

昭和の大ヒット曲、およげたいやきくんや宇宙戦艦ヤマトも短調、ちょっと前だと初音ミクの千本桜、最近では紅蓮華もそうですね。

さてピアノの教本では。。というと、短調の曲は最初の頃にはあまり出てきません。

例えば、なかよしピアノ1のジャマイカンラプソディーや、うたとピアノの絵本のみぎて「おばけだこわい」は短調ですが、幼児を対象にした導入教本では短調の曲は数えるほどしか経験しません。

明るい曲や楽しい曲、優しい曲、きれいな曲、元気な曲といったプラスのイメージの方が子供たちに好まれるからということもありますが、小さなお子さんには負のイメージを表現するというところはまだ難しいということなのかな、とも思います。

成長とともに色々な感情を体験し、負の感情も表現することもできるようになるので、レベルが上がると楽譜の中にも短調が多くなってくるのだと思います。

お子さんが短調を好んで弾くようになってきたら、精神的な成長の証かもしれませんね。

2020
10/05

ゆっくり、正しく弾く

前回、子供たちの正解の導き方について書かせていただきました。

それはピアノの弾き方にも通じるものがあると思いました。

例えば、ピアノの練習で間違った時、お子さんはどのタイプでしょうか?

・楽譜を確認してから直す

・記憶だけで、何度も間違えながら直す

・ゆっくり弾いてみる

・同じテンポで弾けるようになるまで練習する

理想は楽譜を確認して、ゆっくり弾くことです

テンポを変えずに記憶で何度も間違いながら練習を繰り返すと、脳や指が間違った情報を記憶、学習しますので、正しい演奏を体得するには時間を要してしまうと言われています。

楽譜を見直したり、ゆっくりテンポで練習することは時間のかかることですが、

針に糸を通す時をイメージしていただくとわかると思うのですが、闇雲に通そうとしてもまぐれで通る程度です。

慎重に楽譜を見て、成功をイメージしてたった一回を正しく弾くことができれば、必ず次につながる練習になっています。(その時は実感ないですが・・・)

性格がとても大きく左右することなので、やり方を直すのはなかなか根気のいることなのですが、ゆっくりでいいから楽譜を確認して、間違わないで弾いた方が早く上手くなるよ!と声かけています。

ゆっくり弾く=かんたん ではなくて

ゆっくり弾く=真剣に弾く なのですね。

ゆっくり弾くと弾けない!っていうのはそこにヒントがあります。

とはいえ、私も焦って通し練習ばかりしてしまうので・・・(^◇^;)

自戒も込めて、書きました

2020
10/04

聴音クイズ

9月はワークやアプリを使って聴音をしました。(コースによってしていない場合もあります)

聴音とは、聞こえる音がなんの音かを答えることです。

例えば、私がピアノで何かの音を鳴らして

生徒さんが「ど!」と答えるという感じです。

今は便利なアプリもあります

音がなり、それを下部に表示された鍵盤を押して答えるというものです

このゲームの時、あるお子さんはわからないと思った時、何度も鳴らしてじっくり聞いて正解を導こうとしますし、また一方であるお子さんは一度間違えると焦って他の鍵盤をたくさん押しながら正解を探していました。

そしてこれは学年が小さいからこう、というわけではありませんでした。

年が小さくても聞き直して正解を考えるお子さんもいましたし、学年が上でも、聞き直さずいくつか押して正解を見つけているお子さんもいるのです。

回答については、

どのお子さんもほぼ「ど」は当てられます。

「ド」→「レ」もほぼ○

「ド」→「ファ」となると「・・・・うーん」となるお子さんも。

もしおうちでも取り組んでみたいという方はアプリを検索してみてください。

「おんぷちゃん 」

タブレット版とスマホ用とあります。

隙間時間にやることを考えるとスマホ版の方が使い勝手も良いのかもしれませんが、iPadの方が画面が大きくてみやすいという利点もあります。

2020
10/01

10月のめあて&予定

衣替えの時期ですね

実はレッスン室にいるミッキーとミニーも

少し前に一足早く衣替えしていました。

ハロウィンカラーですね🎃

ミニーもミッキーも、喜んでます❤️

さて、10月からカレンダーとレッスンノート用紙を貼ってきていただくことになっています。お手数ですがよろしくお願いいたします。

カレンダーにもありますとおり、今月の予定は

火曜日→6.13.20.27

木曜日→8.15.22.29

各4回ずつとなります。

そして今月のめあては

「忘れ物をしない」

とてもシンプルですが、レッスンを受けるにはとても重要なことだと思います。

前にも書きましたが、よくあるのが直前まで練習をしていて、その楽譜を楽器に置いたまま忘れてきてしまうということです。

基本的にお子さんがご自分で準備していただくのが良いと思います。

その上で最終的にでかける前、

「忘れ物ない?チェックした?」とお声がけしていただけると助かります。

楽譜がないと、やはりレッスンとして不十分になってしまいます。

よろしくお願いいたします。

Kちゃん、作ってくれてありがとう!