2018
06/26

ウォーミングアップレッスンについて

随分前に書いたウォーミングアップレッスンについての記事を再投稿しますので、ご一読いただければと、思います。

実は音の木ピアノ教室では、導入コースから初級コースの生徒さんには、入室してから10分間をウォーミングアップの時間として使っています。

その時間にレッスンに向けての準備をします。基本的には一人で行います。

身支度をする、出欠カードにハンコを押す、楽譜を出す、レッスンノートを見て今日のレッスンで弾くページを確認したり、指の体操をしたり、まだ時間が余ればドリルなどをする時間に充てる、という流れです。

はじめの画像は導入コースの生徒さんがあまり時間に行っています。

↑こちらのドリルは初級コース用

寒い季節には並行して、指を温める時間に、暑い季節にはクールダウン💦

導入の生徒さんで就学前のお子さんなどは、自分で上着をたたんだり、楽譜の出し入れにも少し時間がかかるものですよね。。でも私は手を貸さずに自分でやってもらうように促しています。

ちなみに、このウォーミングアップ、5分遅刻しちゃうと5分になりますね・・・10分遅刻したらなし?というわけにもいきませんので、本レッスン時間が少し短くなります(^_^;)

ウォーミングアップは前の人の最後の10分と重ねてあります。ウォーミングアップしている時間は前の人のレッスンの後ろ10分ということです。

ですので、必然的に私は手を貸したり、話したりはできないので、一人で準備してもらいます。

例えば3:00からAさんのレッスンが始まっていて、Bさんは3:30に入室し40分までウォーミングアップを一人で行います。

Aさんのレッスンが40分に終了、ウォーミングアップを終えたBさんのレッスンが始まる、という流れです。

この重なる時間、なかなか刺激にもなると思います。普段は他の人のレッスンや弾く姿は見ることができないですが、この10分は少しだけ垣間見れます。見られる方もドキドキ、、

中級以降の方には含まれません。ウォーミングアップはなしの40分レッスンとなります。中級になると出欠カードやレッスンノートは任意、もう十分積極的にレッスンに臨む姿勢が取れているという前提のもとです・・・

そう育っていけるように、しっかりとレッスンを重ねていきたいと思います。

2018
06/20

ピアノという習い事

先日このようなコラムを目にしました

ピアノを弾くという技術を身につけるには、たくさんの時間が必要だということはつくづく感じるところです

ピアノを習い始めるとすぐに曲が弾けるのかな?と思われている方もいると思います。

しかし実際には、色々な決まりを理解したり、指の動かし方を練習したり…。

たとえば…

まず楽譜上の、目で見たのもが何なのがわかるようにする。

わかったらそれを指の動きに変換させるのと、ほぼ同時に鍵盤の位置を把握する、などなど同時に様々な事を行います

これだけの複雑なプロセスでも、4~5歳の幼児から伝えていきますから、一度には消化できません。

ちょっとずつ細分化して、しかもできるだけ楽しく遊びをおりまぜながら教えていくわけですね。。

なので、時間はかかります

ピアノを習わせている保護者の方の多くが、水泳、習字、そろばんなどに比べると成果を実感するのに長い時間がかかった、と感じておられるのは、このようなステップを踏み外さないようにレッスンを進めているからだと思います。

また6年以上習わせた、という答えにも納得です

ある先生はピアノは教えるのに10年かかる、とおっしゃいますし、私も最低5年は教えないとその後の自立には繋がりにくいと感じています。

ただ…、保護者の方々にしてみればどう思われているのだろう?と考えることがあります

1年経ち、2年経ち・・・両手で弾けてはきたけれど、この程度なのかしら?

 早く両手で弾くところがみたい!もっと達者に弾く姿を見たい…!✨

こんな保護者の方の声が聞こえる気がしてなりません

実は、私自身も長女が幼少から13年間バレエを続ける姿をみてきました。

私はバレエの知識はなかったので、私の中のイメージの「くるくる回る」(←未だに正式な名前を知りません^^;)姿を夢見て、いつかなぁ…いつかなぁと待っていました

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、くるくる回るのにはトゥシューズと言うものをはかなくてはいけないのですね。そのトゥシューズを娘が履いたのは始めてから7年後の事でした。しかもトゥーシューズがはけたからといってすぐにくるくる回るものでもありませんでした

(↑17歳、最後の舞台にて。つま先で体重を支えていますね、これがトゥシューズです。)

ただ娘の場合、それまでのレッスンの積み重ねのおかげか、トゥシューズを履いてからも苦労なく、どちらかと言えばそこからの方が楽しく、また研究熱心に続けていました

ピアノに関しても同じようなことが言えるような気がいたします

周りと比較をしだす小学校高学年までに、ある程度弾けるレベルに達していればその後も継続できる事が多いので、それをひとつの目安に指導をしています

とはいえ、ピアノは自分が楽しく弾けていれば一番です。谷川さんも言っているように、本当は人と比べるものじゃなくて、自分で楽しむもの。

どんな形でも本人が楽しみとして、ピアノを弾けていければ万々歳と考えます❗

ぜひ、長い目でお子さんをぜひ見ていただきますよう、お願い申し上げます😊

2018
06/07

6月のめあて

6月のめあては

「レッスンノートを活用しよう」

です。

レッスンノートは、年中さんまでは市販のレッスンノート、年長さん以降の方にはA4サイズの手作りものをひと月ごとにお渡ししています。

こちらは年中組さんまでが使用している、市販のものです

年長以上の生徒さんが使用しているのは、こちらです↓

表紙はその月のカレンダーになっています。こちらの画像にはありませんが、お渡しするものには、レッスン日には青のピアノのハンコが付いています

カレンダーは、練習を取り組んだ日にシール、マーク、チェック、なんでもいいので印をつけていだだくと取り組みが可視化できていいと思います。

↑こちらはある生徒さんのものです。シールを貼ったり、自分でお絵かきしてますね!

この表紙をめくると、下の画像のようなコピーが月の回数分綴じられています。

こちらには持ち帰ったその日から、次のレッスンに向けて自分がやった練習のこと、疑問に思ったこと、レッスンで聞きたいこと、などを項目ごとに書いてきてほしいのです。書くタイミングはレッスン日の前日がいいと思います。

次のレッスンに来た時、私に渡す時はこのようになっています。

↑年長さんのもの、保護者が代筆しています

↑こちらは小学4年生、自分で書いていますね

レッスンの初めに生徒さんから提出していただき、私の方でおうちでの取り組みを確認し、宿題を書いていきます。(書ける生徒さんにはご自分で書いて帰るようにしていきたいと考え中です)

レッスンが終わる時にはこのようになっています

↑年長さんのノート

↑小学4年の生徒さん

字を書くのもままならない場合には、保護者の方が代筆してくださって構いません。

レッスンノートを使う目的は、一週間でどんな練習をしたか、よく出来たことは何か、また何が難しいか、を前日までに確認をすることです。

この確認をしてからレッスンに臨めるようになると積極的にレッスンを受ける姿勢が見られてきます。

「先生〜、これ難しかったよ〜」「これできるようになったよ!」とレッスンが始まると話し始める生徒さん達。

「今日の宿題何だっけ〜?」なんてことを言う生徒さんは…いませんよね。